ガン サバイバー親父の四方山話

発症から今日までの闘病回顧録

入院(3)

2012年9月4日

午後から大学病院へ 入院手続きを済ませ 病棟へ、家内の付き添いのもと改めて主治医から病気の説明、治療予定、入院時の注意事項等の話しを聞いて病室へ向かう。 当たり前の事でしょうが極めて事務的な話方です。

  4人部屋の通路側が私のプライベート空間(ベット)です、同居人も皆様口腔内の病気で見た目は全然健常者と変わらず元気そうな方ばかりです。(一点を除けば) 

  医者も言ってましたがこの部位の病気は首から下は至って元気ですので他人が見れば 手術前の患者は何で入院しているのかわからないでしょうね、但し 手術後は首から上がかなりのダメージがありマスクを離せない人や話しが出来ず筆談する患者さんばかりになりますが。

   私も入院当日から2週間程は抗がん剤の点滴やいろんな検査や口腔ケアなどはありましたが、その他は何もやる事が無く暇でしょうがありませんでした、副作用で多少疲労感はありましたが、元気そのもので病院の敷地外まで散歩がてらタバコを吸いに行ったりの毎日でした(この頃は、タバコが原因の病気ですので禁煙するよう言われてましたがなかなか止めれず、手術の前日まで吸っていたような記憶があります)

   初めての長期入院で社会に出てからこんなに休んだ事も無く最初は旅行気分でいたのでしょうか  のんびりと過ごしてました。週末に外泊の許可をもらい自宅へ帰る前に主治医から「抗がん剤のせいで免疫力が落ちてますので移動中や人の多いところはなるべく避けてマスクをするように」と 言われた時にどうゆう事かピンと来ませんでしたが、「風邪や病気が普通の人よりも数倍移り安く もしそうなったら予定通りの手術ができなくなる」との説明で あっ病人だったんだと気づかされましたね。(入院生活が5日になって主治医や看護師さんともかなりざっくばらんに話しが出来る関係が出来てきてます)

  次の週末も外泊の許可をもらいましたが私の地域は台風16号の影響で自宅に缶詰め状態でしたが、やっぱり自宅が一番落ち着くし安心です。

   毎日毎日いろいろな検査や術前の準備等を過ごして3週間が経ち 9月25日いよいよ明日手術です。最終の説明を家内同伴で聞き翌日8:30から手術になりました。(今迄は早く手術して退院したいとの思いが強かったのですが、ここに来て急に緊張感が出てきました)  ここまでの食事は普通食(病院食ですのでそれなり)で晩酌ができないのは残念でしたがまー何とか贅沢言わなければ ありがたく頂いてました。f:id:michiolife:20181214145126p:image